• Case 1610年後の未来へ紡ぐ《タイムカプセルウエディング》
日本有数のリゾート地ニセコの貸し別荘《Hakobune Niseko》での滞在型ウエディング。
家族と、そして10年共に過ごしてきた仲間たちを招いて、10年後も思い出してもらえるような心に残る約束の日をつくりました。
10年後の未来へ紡ぐ《タイムカプセルウエディング》
北海道出身の絵理(えり)さんは、毎年仲間たちとの旅行で北海道を訪れます。今年はその仲間たちと10年の節目。
「ふたりの結婚の節目と重ねて今までで一番心に残る旅にしたい!」と、滞在型ウエディングを思い描き、ココスタイルにお問い合わせくださいました。

絵理さんの地元白老郡の近くでもあるニセコの別荘を貸切って結婚式ができないか?
そんな願いから一緒にふたりらしい結婚式のカタチを探していきました。

ふたりの結婚式だけど、仲間たちとの節目の年。

 

大学時代のアルバイトで出会った陸(りく)さんと絵理さん。その周りには、10年一緒に切磋琢磨して過ごしてきた仲間たちがいます。

 

これからの未来もつながっていたい大事なみんなと共に、何年経っても「あの日、最高だったよね!」と記憶に残るような楽しい時間をつくりたい。ふたりが主役で「新郎新婦入場!」よりも「ようこそ~!」とみんなをホスト役でお迎えするイメージが理想的!そんなイメージから考え始めた結婚式です。

落ち着いて冷静な陸さんと、とても明るい絵理さん。

性格は一見正反対に見えるふたりですが、人生ヒアリングでお話を聞く中で感じたふたりの印象はそろっていて、“情熱とバイタリティ”。それぞれが成し遂げたいこと、描きたい未来を持ち、自分の意思で道をつくっていける芯の強さを感じました。

 

好きな道を信じて、自分らしく生きてきたふたりだから、みんなに愛され、信頼され、応援されているのだと感じました。

 

長い月日の中で、どんな時も互いを尊敬し応援し合って過ごしたふたりだから築きあげられた今の関係がある。あらためて結婚式という節目の時間を迎えることで、ふたりをよく知る周りの人たちも、心から喜びを感じてくれるはずです。

絵理さんは高校時代、熱心に音楽と向き合っていました。

「音楽をやめたあとに、何が残るか考えて過ごせ」

恩師がくれた言葉を思い出し、結婚式を迎えた後にそこに何が残るかを考えた絵理さん。

 

結婚式のその瞬間だけがすばらしいのではなく、この日をスタートにこれからまた夫婦としてのふたりの人生が始まっていくように、ふたりを応援してくれた家族と、支えてくれた仲間と共に、同じ目線で歓びを分かち合い、未来につながる最高の思い出をつくろう!

 

そんな想いから、家族も仲間も巻き込んで一緒につくる《ホームパーティーのようなウエディング》を企画することにしました。

支度が整ってからは、気持ちを高めるために外へロケーション撮影へ。

ウイスキー好きなふたりが、以前一緒に訪れた素敵な雰囲気の蒸留所での写真撮影も叶えることができました。

挙式前のファミリーミートは、家族へ想いを伝える時間に。

手紙にしたためた感謝をそれぞれ言葉で伝え、心あたたまる中でふたりの結婚式は始まりました。

もともと「“挙式の時間”はいらないかな」と言っていたふたり。でも、ハコブネニセコのクラブハウスを見て「この場所でセレモニーもやってみたい」と、気持ちに変化がありました。

ふたりのお話を聞く中で、夫婦になるまでの長い期間にたくさんの苦労があり、そんな日々をふたりで支え合い乗り越えてきたこと、計り知れない努力の末に今のふたりがあることを知りました。

長い間、支えてくれてありがとう。待っていてくれてありがとう。頑張ってくれて、勇気をくれてありがとう。

 

感謝と尊敬の気持ちを互いに持つふたりには、この節目の日にあらためてお互いへの想いを言葉にして届けてほしいと感じ、誓いの言葉は互いへ向けたお手紙にしました。

誓いの言葉を聞き、ふたりのこれまでの道のりを知っている仲間たちの目からは涙が溢れました。

パーティーは、プロの司会をあえて入れないフリースタイル。メリハリがつくよう音楽家パフォーマーに参加してもらい、絵理さんのひそかな夢でもあった森の音楽隊の結成が叶いました!

外は白銀の世界ですがこの場所だけまるで色鮮やかな花が咲いたように、お料理や装飾、ゲストのドレスコードでカラフルに彩られ、みんなでくつろぎながら自由に過ごす時間はまさに“ホームパーティー”。

ニセコのシェフ特製スペシャルメニューが登場するたび、みんなの歓声が上がります。

寒さも忘れるほど、ワクワク楽しくて幸せに満ちた時間。

結びにはコンセプトでもあるタイムカプセルに、みんなで書いた自分の未来へのメッセージを閉じ込めました。

ラストの退場シーンはみんなの大熱唱で、ふたりをお見送り。

 

タイムカプセルは、結婚式の翌日に絵理さんの実家にみんなで埋めにいき、また10年後の再会を約束しました。

結婚式を終えて数週間経った頃、ふたりから長文の感想が届きました。

 

「私たちの生い立ちから今までの話を長い時間真剣に聞いてくれて、人生のターニングポイントをその場で的確な言葉でまとめてくれるだけでなく、後日その話をパーティーのコンセプトに昇華までしていただけたのにはとても感動しました!自分たち以上に、自分たちに向き合い、突き詰めてくれるからこそ、私たちの大事にしたいこと、逆になんとなくでやろうとしていたことが明確となり、『私たちらしい』『私たちだけの』結婚式を創り上げることができたのだと思います。」

 

「一般的には新郎より新婦の方が結婚式に対する思いが強いことが多いと思いますが、新郎にも真剣に向き合ってくれて、二人にとってより良い結婚式はどのようなものなのかを自分事のように考えてくれるため、最終的には新郎も新婦と同じくらい強い思いを持って結婚式当日を迎えることができました。楽しすぎて、どうやったらもう1回できるか、真剣に考えています。笑」

今日を迎えるまで、自分の信念を大切にしながら、互いを信じ一生懸命に歩んできた10年の道のり。その先には、家族や仲間との深い絆がにじみ出るようなあたたかい時間がありました。

 

“ワクワクを届ける”が人生のテーマでもあるふたりの結婚式は、本当に楽しくて、あったかくて。

携わらせていただいたスタッフも「本当に、いい時間だったなあ」と帰り道に何度も言葉が漏れるくらい幸せな結婚式でした。

 

「これからも自分たちが信じる未来を描いていくことで、周囲にパワーやワクワクを届けたい!」そんな想いを持って走っていくふたりのこれからの人生を、私たちも楽しみにワクワクしています!

Planner:柴田美樹
Photographer : イトワフォトグラフ
Video creator:samuel
Venue:ハコブネニセコ
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平日 12:00〜18:00 / 土曜 10:00〜18:00
日曜・月曜・祝日定休(婚礼の場合は営業)
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