• Case 17人の輪が広がり絆が深まる《あたたかな地元ウエディング》
ふたりが生まれ育った北海道十勝でのウエディング。「人生を共にしてきた仲間たちと、未来も一緒に歩みたい。」そんな想いが込められた結婚式は、たいせつな人たちの輪が広がるあたたかな一日となりました。
人の輪が広がり絆が深まる《あたたかな地元ウエディング》
北海道帯広市の高校で出会った智志(さとし)さんと菜々香(ななか)さん。
「ふたりの地元で自由に過ごせる結婚式がしたい」とご相談いただいたことが、おふたりとの出会いでした。

本当はリゾートウエディングにも憧れる。だけど、おばあちゃんに直接ハレの日を見届けてもらうなら地元が良いのではないか。
どちらを選ぶか悩んだ時期もありましたが、「ここならどちらの希望も叶えられる!」と決めた会場が《十勝ヒルズ》。帯広市街が一望でき、北海道らしい風が吹くガーデン施設です。

せっかく地元で挙げるなら、家族だけではなく友人も招待して、人のつながりが広がる時間にしたい。
人生になくてはならない存在の人たちと、これからもたくさんの出来事を共有していきたい。

 

その想いを軸に、やりたいことの背景や意味と向き合いながら紡いだ結婚式は、《Share to gather》という名前になりました。

結婚式の数ヶ月前、菜々香さんから「体力が心配でおばあちゃんは出席できないかもしれない」とご連絡をいただきました。

 

「映像や写真でたっぷり見てもらうことにします!」と明るく話しながらも、「おばあちゃんに来てもらいたくて十勝ヒルズにしたから、直接見せてあげたかったな」と寂しそうに笑う菜々香さん。

せっかく地元で挙げることにした結婚式。どうにかおふたりの晴れ姿を直接見てもらえる方法はないかと考え、もしおふたりやご家族がよければ…と、「結婚式前日にウエディングドレスとスーツを着ておばあちゃんに会いに行きませんか?」と提案しました。

当日、ちょっぴり緊張しながらお部屋へ入ると、「ふたりとも素敵ね」と微笑んでくれたおばあさま。手を握りながら「幸せになるね」と伝える菜々香さんの目からは、思わず涙があふれました。

「見せてあげられてよかった!」と幸せそうに笑うおふたりと、優しく笑うおばあさまの表情に、その場にいた全員の目頭が熱くなりました。

結婚の証として作るウエディングキャンバスの最初の一筆は、おばあさまに彩っていただきました。
「笑う角には福が来るから、たくさん笑って生きてね」と、ご自身の声で祝福の言葉を届けてくれたおばあさま。

 

「結婚式への参加が難しくても、祝福の証や思い出を残せたら…」と急遽行うことにしたお披露目会。おふたりにとっても、ご家族にとっても、かけがえのない時間となりました。

翌日は、十勝の大空の下、テーマカラーに合わせたお花に囲まれて挙式がスタート。

 

打ち合わせ当初は、「とにかくカジュアルにラフに楽しみたい!」とおっしゃっていたおふたり。ある時、「ゲストにどんな気持ちになってもらいたいですか?」と問いかけると、「しんみりするのは嫌だったんです。でも、やっぱり挙式だけはしっかりと結婚を実感してもらえる時間にしたい。」と聴かせてくださいました。

家族にたっぷり愛されて育ってきたからこそ、子育てへの感謝も込めて、成長をしっかり感じてもらいたい。

 

共通の友人が多く、“友達のような関係性のふたり”はよく知っているけれど、“夫婦としてのふたり”は想像がつかないという人が多い。だからこそ、来てくれたゲスト全員に夫婦の誓いを見届けてもらい、「幸せそうでよかった」と安心してもらいたい。

 

そんな想いを届けるため、挙式は崩しすぎず、おふたりの決意をしっかりと見届けてもらえる時間にしました。

これまで支え続けてくれた大好きなご両親との入場からはじまり、ゲストに彩ってもらったウエディングキャンバスで夫婦の誓いを立て、菜々香さんが夢見ていたフラワーシャワーと祝福の声に包まれて挙式は結びました。

挙式後はガーデンでアフターセレモニー。

 

家族婚を挙げた共通のご友人夫婦に「友達との結婚式も体験してもらいたい」と、ウエディングケーキカット後にサプライズバイトをしました。お祝いに行きたかったというまわりのご友人の願いと、友達とのワイワイしたパーティーにも憧れていたというご夫婦の小さな夢を叶えるべく、菜々香さん手作りのミニウエディングベールを纏ってお手本バイトをしてもらいました。

おふたり・ご友人・ご友人夫婦、みんなの小さな夢が叶った瞬間でした。

パーティーは十勝ヒルズ内カフェ・NIWAKARAで、北海道の食材をふんだんに使ったビュッフェスタイル。ケータリングチームのLunchikaさんが作る彩豊かなお料理に、ゲストも大喜びでした。

自由席にすることで、おふたりもゲストの席に混ざって食事をしたり、大事な人を紹介しあったりと、ゲスト同士のつながりが深まる時間になりました。

途中で行われたゲスト全員参加の似顔絵大会や、「親友の結婚を全力で祝い隊」によるご友人の余興ミニライブでパーティーは大盛り上がり。

おふたりの思い描く「誰も取り残されることのない、笑顔あふれるパーティー」が叶った空間でした。

結婚式後、おふたりからこんなにも嬉しい言葉をプレゼントしてもらいました。

 

「最初は結婚式に前向きになれなかった僕。それでも“結婚式をする意味”や言葉にできない“心の奥底にある想い”を、諦めずに知ろうとし続けてくれたことに本当に感謝しています。自分でも気付かぬうちに、誰よりも結婚式が楽しみで仕方なくなっていました。あの日は間違いなく、人生でいちばん楽しい日でした。」

 

「準備期間を含め結婚式で感じた気持ちは、全て“未来の糧”になるかけがえのない思い出になりました。結婚式をやらなかったら、きっとずっと後悔していた。智志くんもみんなのことも今まで以上に大好きになれました!何より自信を持てるようになって、自分が今までより好きになりました!あの日世界でいちばん楽しくて幸せだったのは、きっと私たちだ!と自信を持って言えます!」

結婚式に至るまでの日々は平坦ではなく、流行りやネットの情報量から“本当にやりたいこと”が見えなくなったことも、本音を伝えることが怖くて、気持ちをうまく言葉にできないもどかしさを感じることもありましたね。「みんなに楽しんでほしい」と心から願っていたからこそ、迷うことも少なくなかったと思います。

 

立ち止まるたびゲストの顔を思い浮かべ「どんな想いを届けたいのか?」と向き合い続けた日々。その時間があったからこそ、みんながひとつの家族になったような一体感と、愛がたっぷり詰まった結婚式になったのだと思います。

 

お互いを知ることを諦めずに走りきったおふたりなら、パートナーとして、時に親友のように支え合いながらさらに絆を深めて生きていけると思います。どんなことがあってもきっと大丈夫。智志さんと菜々香さんには、あの日あの場所を共にした約50名の心強い仲間たちがついています。これからも良いこともそうでないこともまるっと共有しながら、ふたりらしく人生を楽しんでくださいね!ずっと応援しています!

Planner:小松倉結衣
Photographer : Uawedding
Video creator:COMEL
Venue:TOKACHI HILLS
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平日 12:00〜18:00 / 土曜 10:00〜18:00
日曜・月曜・祝日定休(婚礼の場合は営業)
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