
「今の結婚式の相場って、いくらくらいなんですか?」
相談会で、おふたりからよくいただく質問トップ5に入るかもしれません。
その問いの奥には、きっと
「自分たちはいくらかけていいのだろう」「損をしたくない」
という不安なお気持ちがあると思います。
結婚式は、人生の一大イベント。
決して安い買い物ではないからこそ、慎重になりますよね。
けれど私たちは、あまり「相場」からお話を始めません。
なぜなら、結婚式の予算は“結婚式だけの話”ではないと考えているからです。
私たちは結婚式のお金を
「結婚式にかけられる金額」としてではなく、
「ふたりの人生の節目に使うたいせつな費用」だと考えています。
新生活。
新婚旅行。
これからの住まい。
将来のこと。
結婚式の延長にある、ふたりの未来が明るくなりますように。
いつもこんな気持ちで結婚式のお手伝いをしています。
だからこそ、「いくらが相場か」よりも
「ふたりにとって、いくらがしっくりくるか」を起点に考えたいと思うのです。
おふたりの「納得感のある予算」を生み出すヒントはこちら
▶ ココスタイルが「〈本当の意味でリアルな〉お見積り」にこだわる理由
おふたりとお話しているうちに、ちょっぴり不安の混じった声を耳にすることがあります。
お互いの貯金額を、実は詳しく知らない。
収入の話をきちんとしたことがない。
なんとなく、このくらいかな…で考えている。
結婚式の見積を前にして、初めてお金の話を真剣にする、というふたりも少なくありません。
それは決して悪いことではなく、むしろ自然なことなのかもしれません。
結婚式は、多くの場合、ふたりが初めて「一緒に選択する」高額の買い物になります。
どこに重きを置くのか。
どこは抑えるのか。
何に価値を感じるのか。
その選択の積み重ねは、これからのお金の使い方にも、少し似ているように思うのです。
そもそも結婚とは、ふたつのお財布をひとつにすること。
時には、親御様やご親族からも、費用のかけ方についてアドバイスや援助をいただくこともあるかもしれません。
ふたりがお金の使い方を話し合う、
そのきっかけとして結婚式を捉えてみる。
そう考えると、相場よりも「自分たちの価値観や気持ちに向き合うこと」のほうが、大切に思えてくるのではないでしょうか。
ちなみに、「相場が気になる」のは、結婚式の予算=最初から想定するのがかなりむずかしいものだから、かもしれません。
その理由を詳しくお話した記事もあるので、ぜひ読んでみてくださいね。
どうして「結婚式の総額」はイメージがしづらい?
▶ 結婚式の見積もりが“むずかしい”本当の理由

もし、将来の暮らしや働き方、
子どもを持つかどうか、
住まいをどうするか。
そうした未来のイメージが少しでもあるなら、そこから逆算して結婚式の予算を考えることもできます。
「なんとなく」ではなく、
「こうありたい未来」から決める。
そのほうが、あとから揺らぎにくい選択になることもあります。
お金の話は、ときに繊細です。
だからこそ、必要だと思えば、ライフプランをお金の面から一緒に考えてくれるファイナンシャルプランナーさんをご紹介することもあります。
収入や貯金の話をふたりだけでは話しづらいとき。
第三者の視点が入ることで、冷静に整理できることもあります。
無理をしないこと。
未来にしわ寄せを残さないこと。
そのうえで、いまの結婚式をどう位置づけるのか。
それを一緒に考えられたらと思っています。

「相場はいくらですか?」
その問いの奥には、
不安と、責任と、未来を感じています。
でも、結婚式にいくらかけるかは、正解があるものではありません。
ふたりが納得して選べるかどうか。
そのほうが、ずっとたいせつなのかもしれません。
なんとなく、ではなく。
相場だから、でもなく。
ふたりの未来から考えてみる。
そんな予算の決め方も、あっていいのではないでしょうか。
結婚式をきっかけにはじまる、たいせつなお金の話。
「あのとき、これからのことを考えておいてよかったよね」
未来のおふたりから、そんな声が聞こえてくる時間を、一緒に過ごせたらうれしいです。
