「ボヘミアン」。自由でのびのびとした、おふたりの自由な世界観でした。
温かくて明るい空気感を結婚式に落とし込むには 普段から過ごしているお部屋の雰囲気と合わせた方がいいと考え提案したところ、 嬉しいことに大賛成してくれました。
即決してくれたおふたりの期待を胸に、 必ずこの世界観を式でも再現しよう!と意気込みました。
おふたりが生まれ育ったのは、夏のラベンダー畑と農作物で有名な北海道富良野市。
「地元産の美味しいものをゲストに味わってほしい!」と、
ケータリングのビュッフェスタイルで振る舞ったお料理には、お父様とお母様が作られた野菜や果物などがずらりと並びました。
パーティでは生ビールを用意し、友人にDJをお願いし盛り上がったりと野外フェスのような雰囲気に。
「大人だけではなく子供も楽しめる場を作りたい」思いを込め、アトラクションスペースを作ったり、新婦のヨガ教室を取り入れたりと盛りだくさん。
ゲストはなんと130人。お世話になった方を沢山呼んで、フェスのように楽しい場を演出したい!と、いかに多くの人が楽しんで参加できるのかを考えました。野外でここまで大きな結婚式を手がけるのは、実は初めて。会場セッティングには2日ほどかけ、テント設営や装飾などは総勢50名のスタッフで手がけました。初めは場所探しからスタートし、現地に実際に出向き、何もない芝生の広場を会場に決定しました。
「お支度は自宅でやりたい!」「野外で式をやりたい」といった要望を叶えるには、綿密で安全な計画が求められます。当日は運よく晴れでしたが、雨の日にも安心して式を挙げられるように近くの公民館もセカンドプランとして押さえて準備をしっかりと行いました。
そこで私がこだわったのが「動線を散りばめること」。
芝生にゆったり座れるリラックススペースを作り、引き出物をビュッフェスタイルにしてお好きなものを選んでいただくことも楽しんでもらえるようにしたり、
ダンススペースを設けて見に行くように促したり。
自然と立たざるを得ない環境を作って、にぎやかな雰囲気に導いていくんです。
当日、式にかかった時間はなんと4時間。たっぷりと空間を楽しんでいただきました。
「無理な要望も全て細かく聞いてくれたココスタイルに関わる方々のチーム力に感激です」というお言葉をいただき、
じんわりと心が温かくなりました。
野外でしか叶えることができなかった、おふたりの自然体な様子と、ゲストの笑顔が溢れる奇跡のような1日となりました。