ふたりから特に発せられたのは「飾らない」「滋味深い」という二つの言葉。
一般的な結婚式で出てくるようなフルコースのフレンチなどの豪華な演出は控え、
科学調味料を一切使わない、優しい味の中華料理を提供するレストランを会場に選びました。
「美味しいパンを食べたら、一口で隣の人にも分け与えられる気持ちをもって生きたい」
そんな思いを持った心優しい二人は、美味しいカップケーキを用意してみんなでシェア。
牛が寄り添うクッキーを並べたりと、北海道らしいモチーフを取り入れました。
カップケーキもクッキーも、一見、アイテムとしては普通です。
しかし、はっきりと結婚式の方向性が定まっていたことから、
クリエイティビティに溢れたものを無理に取り入れなくとも
価値観を表現できるアイテムをひとつひとつ選び組合せていくことが、おふたりにとってはベストでした。