• Case 18大好きな場所がもっと大好きになる。お気に入りをたくさん見つけたふたりのよりみち
「大好きな北海道の魅力をゲストにも感じてほしい。」と選んだのは、札幌市にある《北海道神宮》と、一軒家フレンチレストラン《ル・ミュゼ》。
自然体でいられる心地よさに包まれた、穏やかなウエディング。
大好きな場所がもっと大好きになる。お気に入りをたくさん見つけたふたりのよりみち
お問い合わせをいただいた当初は、お住まいの関東エリアで結婚式をご検討されていた直弥(なおや)さんと季実乃(きみの)さん。でも、なんだかしっくりこなくて…

「本当に納得のいく結婚式のカタチを考えたい」とご相談をくださったことが、おふたりとココスタイルウエディングの出会いでした。

ふたりにとって北海道は、大学時代の思い出が詰まった特別な場所。
場所や方法・予算という制限もありながら、なんとか北海道でのウエディングを実現したいと、ベストな案を一緒に考えていきました。

「北海道は自分たちらしくいられる場所。ここでハレの日を迎えることが、みんなの喜びにもなり、ふたりらしいカタチで感謝を伝えられる。」と、北海道で結婚式をすることを決意。

おふたりの人生には、たくさんの心躍る“よりみち”がありました。その中で見つけたすてきな景色、出会い、人─。
ひとつひとつを振り返るように辿りながら、ふたりらしさとわくわくが詰まった一日をつくりあげました。

大好きな北海道で結婚式を挙げること。ふたりの目的は、まずここにありました。

 

ゲストのほとんどが、道外在住。
遠い場所へ招待することに、最初は不安もあったおふたりですが、話し合いを重ねるほどに「北海道以外での結婚式は考えられないのではないか」と、私たちの感覚も確信に変わっていきました。

 

感謝を伝える日だからこそ、ふたりらしくあること・心地よいと思える時間をともにできることが大切で、きっとそれをゲストも望んでくれている。
北海道に来てもらうことで「だから今のふたりがあるんだね」と、肌で感じてもらいたい。
その想いが、北海道で結婚式をしたいと願うふたりの背中を押してくれました。

「ふたりの“好き”に素直になって、自分たちらしさを解放しよう!」
季実乃さんは“お気に入り”に、直弥さんは“ワクワクすること”にじっくりと向き合いながら、結婚式をつくりあげていくことにしました。

挙式は札幌市内の《北海道神宮》で。
ふたりが北海道に住んでいた頃、よく足を運んでいた大好きな場所です。

 

白無垢には、季実乃さんが成人式のときに仕立ててもらった大切な振袖を合わせることに。思い出とともに丁寧に着付けてもらった白無垢姿は、まずは一番大切な家族へお披露目しました。

 

結婚をきっかけに実家を離れて暮らすようになったと話すおふたり。それぞれの家族がふたりを大切に想うがゆえに感じていた、寂しさや親心もひしひしと伝わっていたそうです。

 

そんなご家族へ、「いま幸せに生きていることや、未来を自分たちらしく歩む決意、結婚しても変わらない家族への想いをまっすぐに届けたいんです」と聴かせてくださった季実乃さんと直弥さん。

 

それならばと、通常より30分早く北海道神宮へ向かい、挙式前にご家族だけに気持ちを届ける時間をつくることに。伝えたい想いは、手紙にしたためていただきました。

挙式にはご友人にも参列いただき、ふたりの節目を見届けていただきました。

挙式後は、北海道神宮からタクシーで5分ほどの場所にある、一軒家フレンチレストラン《ル・ミュゼ》でウエディングパーティーを開催。

 

ふたりが望んでいた「主役になりすぎずゲストと一緒に楽しむ結婚式」が叶う、一棟貸しの会場です。おふたりもゲストと同じ席について、会話や食事を楽しみました。

会場入口には、直弥さんの趣味である登山で訪れた山々で集めた思い出の手ぬぐいを飾り、おふたり並んでゲストをお出迎え。

 

今回の結婚式のキーアイテムは、《よりみち絵葉書》。
直弥さんが北海道で暮らした最後の365日を撮影した景色をポストカードにして、ゲストのエスコートカードにしました。

春・夏・秋・冬、それぞれ違った表情を見せる風景に、ゲストひとりひとりへのメッセージも添えました。(テーブルナンバーも北海道の四季をテーマに。)

ふたりの乾杯を合図に、和やかな雰囲気でパーティーがスタート。

 

大学時代は農学部だった直弥さん。授業で育てた「コールラビ」を、当時はまだ友人だった季実乃さんへプレゼントしたことがあると、教えてくれたことがありました。お返しにミートパイをくれた季実乃さんの気持ちが嬉しく、「いい人だな」と印象にのこったそうです。

 

テーブルに並んだミュゼさんこだわりのお料理。
そこには、ふたりの想いに寄り添いご提案してくださった、思い出のコールラビを取り入れたオリジナルメニューも並んでいました。

 

装飾はおふたりらしさを表すように、北海道の夏の空気を感じるお花たちが並びました。
担当フローリスト・花 人の村上さんは、季実乃さんのお気に入りのお花屋さんです。

パーティー中盤にはドレスへお色直しし、レストラン2階から、お父様のエスコートで再入場されました。

歓談中心のパーティーは終始あたたかく、まるでホームパーティーのような空気に包まれていました。

直弥さんと季実乃さんの人生のエピソードには、ふたりらしさがあふれています。

 

そのひとつひとつをゲストと一緒に振り返りたくて行った“よりみちインタビュー”。

写真とともに思い出を振り返るたびに、笑い声が聞こえてきたり、そっと涙をぬぐう姿もありました。
「まだまだ時間が足りないね」と声が上がるほど、あっという間に過ぎた時間。その空気のあたたかさが、今も胸にのこっています。

結びには、ひとつの苗にゲストひとりひとりからお祝いの気持ちを込めて土を入れていただく植樹セレモニーを行いました。

 

ふたりの結婚の証として選んだ苗は、北海道を象徴するお花・ライラック。

 

「来年花が咲いたら、またみんなに報告します。これからもよろしくね。」というメッセージを込め、花が咲く前のライラックの苗は、ふたりの新居でたいせつに育てることに。

 

ゲストからたくさんの「おめでとう」に包まれながら、あたたかな空気に包まれてパーティーは結びました。

その後は、ふたりが出会った北海道大学へ。
大好きな北海道で結婚式を挙げられたこと、思い出の場所に今こうして立っている喜びをかみしめて、北海道の澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込みました。

結婚式後に、おふたりがこんな言葉を贈ってくださいました。

 

(直弥さん)
結婚式は、花嫁や家族など「誰かのため」にやるものだと思っていました。ですが、打ち合わせを重ねるごとに「自分のために考えていいんだ」と思えるようになりました。
打合せは頭で考えるというより、いいと思えるものを心で感じて選んでいく感覚でした。
実際に結婚式を迎えて気づいたのは、「自分が楽しむことが、結果的に誰かのためにつながる」ということ。
プランナーさんと対話を重ねながら「自分たちらしさとは何か」「実現したいことは何か」「どう形にするか」を一緒に迷い、探す日々は価値のある経験になりました。
ふたりで同じものに向き合い、ひとつひとつ答えを見つけてつくりあげる経験や、ゲストに想いを馳せる時間そのものが宝物だったと感じています。

 

(季実乃さん)
まず、ココスタイルさんが“結婚式までの過程”を大切にされていることに感銘を受けました。
他の会場では完成させることがゴールという印象でしたが、ここでは“育てていく時間”が大切にされていたように思います。迎えた結婚式は、想像以上にあたたかい時間でした。
お互いの新たな一面を知った準備期間や、互いの家族を深く理解する過程を通して、「すべての人との繋がりがあるから、今の自分たちがあるんだ」と強く実感したことを覚えています。
ふたりで一緒に決めてつくりあげる経験は、これから夫婦として歩む日々の準備体操のようで、私たちの未来のお守りになりそうです。
ココスタイルウエディングの強みは、準備期間の寄り添いにあることを体感できてよかったです。最初は「素敵なロケーションで結婚式をつくっているチームなのに、札幌市内の挙式で依頼するのはもったいないかな?」なんて思ったこともありましたが、おかげで真髄を知ることができました。
またとない結婚式をつくることに本気で向き合い、支えてくれる。
その姿勢が私たちにも伝わり、お互い本気で向き合う勇気を持てたからこそ、あの憧れの景色にたどり着けたのだと思います。

〜担当プランナー・柴田からおふたりへ〜
おふたりが選んでくださったBGMを聴きながら、結婚式までの“よりみち”の日々を思い返しています。

 

準備期間を楽しみながらも、時に真剣な表情で本音を伝えてくださったこともありましたね。
想いやこだわりをこぼさずに、丁寧に結婚式を創り上げたいと思ったのは、そんなおふたりの姿があったからです。

 

ゲストに直接会いに行って「結婚式に来てほしい」と想いを伝えたり、「みんなに楽しんでもらえるように」と招待状に北海道のおすすめスポットを添えたり…。おふたりらしい心遣いのひとつひとつが、あの一日のあたたかさをつくったのだと思います。

ひとつずつ大切なものを見つけながら迎えた結婚式は、ふたりらしさ満開で、心が幸せで満たされた、ぽかぽかな時間になりましたね。

 

これから歩む道も、本音に素直に、心が躍る“よりみち”を見つけながら幸せに暮らせるように、心から願っています。
そして私たちもまだ知らない北海道のおすすめも、たくさん教えてくださいね^^

Planner:柴田美樹
Photographer : イトワフォトグラフ
Video creator:WORLD FILM
Venue:北海道神宮、Le Musée
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平日 12:00〜18:00 / 土曜 10:00〜18:00
日曜・月曜・祝日定休(婚礼の場合は営業)
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