• Case 19《日常のかけらが想い出に》大切に積み重ねたふたりらしい結婚式
「これまでの出来事の意味や繋がりを理解して、本当に必要なものを選びたい」
美術家カップルの生き方を感じる、《UNWIND HOTEL & BAR 小樽》での優しさに満ちた結婚式。
《日常のかけらが想い出に》大切に積み重ねたふたりらしい結婚式
結婚式のためにつくられたものに、どこか違和感がある。
鉄郎(てつろう)さんと由香(ゆか)さんの結婚式づくりは、そんな問いから始まりました。

「場所・もの・こと、そのひとつひとつに、どんな意味が宿るのか」
これまでの出来事や時間の積み重ねを丁寧にたどりながら、結婚式という一日を“選び直していく”。その姿はまるで作品を編むようで。私はただ、その感性と誠実さに何度も心を打たれていました。

ヒアリングの中で、由香さんがぽつりと話してくれた言葉が、今も静かに残っています。

 

「もともと言葉をあまり信用していなくて。言葉だけでは、すべてを伝えることはできないと思っているんです」

 

その一言に、おふたりが大切にしている世界の見え方を、少しだけ覗かせてもらったような気がしました。

 

だからこそ大切にしているのは、“空間や波動、空気感”。
そして、その場に流れるものを、そこにいる人と“一緒に感じること”。

結婚式の日も、ただ時間を共有するのではなく、同じ空間の中でしか生まれない感情を、ゲストとともに味わっていく。

私とあなたしか知らない思い出を、ふと手繰り寄せるような時間。
そして、この日をきっかけに、新しい記憶が静かに重なっていくような時間。

 

そんな一日を、おふたりは思い描いていました。

結婚式のアイテムに選ばれていたのは、石や葉、土など、時間の経過や素材そのものの質感を宿したものたち。

それぞれの解釈によって意味が与えられ、ひとつひとつに新しい記憶が重なっていく。

 

その在り方さえも、おふたりの表現の一部のように感じられました。

会場には、美術家カップルならではの視点が、静かに息づいていました。

 

日常の延長線から生まれたねんど細工。
手触りに想いが宿るカード。

《想い出のもの》に視点を置いたエンドロールムービー。

そして、招待状の段階で集められていた“ふたりとゲストしか知らない想い出のタイトル”は、席次表へとつながっていきます。

 

言葉になりきらない記憶たちが、ゲストそれぞれの中で、そっと立ち上がっていくようでした。

“挙式と披露宴”という形式に収めるのではなく、“宴の中で執り行う人前式”という選択。

 

その場に流れる空気ごと、まるごと分かち合うような時間が、自然と生まれていました。

言葉では伝えきれないものを、空間と時間を通して手渡していく結婚式。

その感性と在り方に、何度も立ち止まらせてもらった一日でした。

「言葉では書ききれないような経験でした。結婚式ってすごい。当日を迎えたら、大変だった準備の日々も吹き飛ぶくらい楽しくて幸せであたたかくて、何物にも代え難い経験をしたと思います。
みんなにこにこ嬉しそうで、泣いてる人もちらほらいて、優しさしかなくて。ああ、この人たちを一生大事にしたいって改めて思いました。
言葉にしてしまうと感情が整理されて削ぎ落とされてしまうものの方が多くなるので、すべてを言葉にして振り返るのがもったいないと感じてしまいます。
今でも鮮明によみがえるあの日の感動、高揚感を新鮮なまま取っておきたくて、そんな風に思える経験ができたことに心から感謝しています。ココスタイルは私たちの理想を全部叶えてくれたヒーローです」

ひとつひとつのもの・ことに、丁寧に潜りながら向き合ってきたおふたり。

その積み重ねの先にあった一日は、誰かに見せるためのものではなく、おふたり自身の感覚や記憶に、静かに刻まれていくような時間でした。

その場にいたゲストもまた、それぞれの想い出や感情を重ねながら、同じ空間をやさしく分かち合っていたように感じます。

 

私はただ、その一日に立ち会わせてもらえたことが、とても尊く、ありがたいことだと感じていました。
私にとっても、忘れたくない一日になりました。

 

これからも、おふたりの歩みが、あたたかなものであり続けますように。

Planner:柴田美樹
Photographer : イトワフォトグラフ
Venue:アンワインドホテル&バー 小樽
ご予約・ご相談はフォームまたはお電話で
050 3196 2473050 3196 2473
平日 12:00〜18:00 / 土曜 10:00〜18:00
日曜・月曜・祝日定休(婚礼の場合は営業)
PAGE TOP