お気持ち、お察しします。結婚式場やホテルで結婚式をする場合、費用の明細書にはほとんど載らない項目ですものね。プランニング料とは、ものすごく簡単に言ってしまうと、「ウェディングプランナーが結婚式を企画すること」に支払われる報酬です。ドレスや装花、料理とは違い、目には見えない知識やノウハウに掛かる料金なので、ちょっとわかりづらいですよね。私の例でいうと、「ケッコンシキの脚本を書く」「式場プランナー・司会者・クリエーターと交渉する」「結婚式場選びをサポートする」といった行為に代金を支払っていただいているというわけです。式場の場合は、すべての料金のなかに「プランニング料」が含まれているから、明細書には記載されていないことが多いのです。結婚式の関係者だと司会者、ほかの職種だと弁護士や一級建築士の報酬と同じものと考えていただくと、わかりやすいかもしれないですね。欧米では主流でも、日本ではまだまだ認知度が低いフリーランスのウェディングプランナー。浸透して主流になれば、「プランニング料」という考え方も理解されると期待しているのですが……。もう少しかかるかなあ。