JOURNAL / 2024.02.16
「結婚式だけど、結婚式よりもシンプルで自由度が高い」特別なフォトウエディング
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    「結婚式をするか、迷っています」

    そうおっしゃられる方が、ココスタイルの相談会では実は少なくありません。

    そのご理由はさまざま。「大勢の前で主役になるのは恥ずかしいから」「準備の時間や費用をかけてまでやるのは気がひける」「会場探しで疲れてしまった…」など。

    結婚式をしたい理由が100組100通りあるのと同じように、“結婚式をやりたくない理由”もたくさん聞いてきた私たち。

    それでもこうして相談会の場にご参加くださるのは、ほんの少しでも「もし結婚式をしたらどんな未来が待っているんだろう」という期待や希望を持っているからなのではないか…と感じるのです。

    「お母さんに花嫁姿を見せたい」「写真くらいはのこしたい」「ウエディングドレスを着てみたい…」

    そんな憧れや夢を叶えるために、自分たちが「これは必要」だと思うものだけをセレクトして、シンプルに行える選択肢があっても良いのではないかと思うのです。

    ひとつだけお伝えしたいのは “シンプル=選択肢が少なくなる” ではない、ということ。フォトウエディングだから、好きなドレスを選べない。フォトウエディングだから、家族に想いを伝えられない。そんなことは決してありません。

    挙式やパーティーがなくても、ふたりがしっかりと「結婚」を感じ、大事な節目になるような時間をつくりたい。そう思ってお手伝いさせていただいたカップルさんたちを、少しだけご紹介させてください。

     

    Case1

    <真徳さん・保奈美さん>

    東京に住んでいるおふたりは、新郎の実家がある北海道での結婚式を考えていました。

    北海道の自然を感じられるガーデンウエディングや、家族とゆっくりすごせるオーベルジュでの宿泊ウエディング。衣装もロケーションも料理も、見れば見るほどこだわりたいポイントが増えていきました。

    話し合いを重ね、やりたいことをぎゅっと詰め込んだプランの蓋を開けてみたとき、ふたりの気持ちは予想に反していました。「あれ?これって本当に私たちのやりたいことだったっけ…?」と。

    「僕はそこまで大きな結婚式じゃなければならないとは思っていなかった。結婚した証をのこせるイベントがあったら、それで充分だと思う。」
    そうおっしゃる真徳さんのとなりで、静かにうなずく保奈美さん。

    「結婚式じゃなくても良い。ウエディングドレスを着て、家族と写真が撮りたい。」
    たくさんの選択肢から手探りで見つけた、ほんとうに大切にしたいこと。“ふたりの結婚式のカタチ” が見つかった瞬間でした。

    打ち合わせを重ねて迎えた当日は、ふたりだけではなくご家族にとっても特別な一日になりました。

    よく晴れた初夏の小樽の空の下。
    この日のためにオーダーメイドで仕立てたスーツと、ずっと憧れていたウエディングドレスを身に纏ったふたりの結婚式は、ファーストミートから始まりました。
    お互いの晴れ姿に少しはにかみながらも「素敵だね」と褒め合う様子は微笑ましく、ふたりの周りの空気も色づくようでした。

    実は、小樽にはガイドブックに載っていない素敵なフォトスポットがたくさんあることをご存知でしょうか?(ココスタイル代表の荒井が何度も小樽に通って見つけ出した、とっておきの場所がたくさんあるんです!)

    真徳さんと保奈美さんが選んだのは「旧石油倉庫」。
    なんだか重々しい雰囲気を連想する名前ですが、かつて石油倉庫だった建物のすぐ隣に、今はとても可愛らしい公園があるのです。芽吹き始めた鮮やかな新緑が、軽やかなドレスと朗らかな笑顔にぴったりでした。

    ふたりが撮影から戻ってくると、いつもよりも少しドレスアップしたご家族が待っています。ふたりの理想の結婚式に必要な要素。それは、《家族と写真を撮ること・特別な時間を過ごす会場をお花やグリーンで彩ること》
    それらが全て叶う会場が、アンワインドホテル小樽だったのです。

    実は多くの会場では少人数での完全貸切は難しいことが多いのですが、アンワインドホテルでは人数の制限なく貸切が可能です。おふたりの大事にしたいポイントを叶えるために、ぴったりな会場でした。

    ご家族との過ごし方も、もう少しだけ紹介させてください。
    挙式とまではいかないけれど、バージンロードを歩くようにお父さまと腕を組んで歩いたり、お母さまにベールダウンをしていただいたり、ちょっぴり「結婚式」を味わえる時間も過ごしていただきました。

    ふたりが結婚を実感することももちろん大事なことですが、同じように育ててこられた親御様やご家族が“結婚”を味わえることも、とても大事なことだと思うのです。

    撮影のあとはお食事会。実はご両家のお顔合わせも兼ねていたこの日。
    小樽が“両家にとって記念の場所”になった。その思い出もしっかり残しておきたくて、ホテルから徒歩5分の小樽運河で、フォトタイム結びの1枚を撮影しました。

    はじめにフォトタイムを一緒に楽しんでいただいたからこそ、お食事会は緊張もほぐれたご様子で、「本当に良かったね」と和やかな空気が流れていました。

     

    Case2

    <健也さん・萌さん>

    元々は、式場での結婚式をご予定されていたおふたり。会場とのやり取りや準備の大変さなどに違和感があり、ココスタイルにお問合せをくださいました。

    「準備はシンプルに、だけどこだわるところにはしっかりこだわりたい。フォトウエディングだけど、結婚式を感じられる一日にしたい。」

    それがおふたりからのリクエストでした。

    こだわったポイントのひとつは、衣装・アイテム。
    最初は1着で考えていたウエディングドレスですが、札幌のドレスショップDuettaさんを訪れたとき、一瞬でその世界観に心をうばわれた萌さん。雰囲気の違う2着のドレスを選ばれました。(どちらも本当にお似合いでした…♡)

    2着目のドレスは、足元にブーツを合わせました。このブーツは、萌さんのお誕生日に健也さんがプレゼントしてくれた想い出のアイテム。こうして、ひとつひとつのこだわりを丁寧にのこせるのは、時間にゆとりのあるフォトウエディングならではの良さかもしれませんね。

    こだわるポイントを衣装に絞り、ブーケやウエディングケーキは、まるっとココスタイルにお任せいただきました。
    それまでにおふたりの価値観やお好み、こだわりたいポイントをたくさんお聴きし、信頼しているフローリストさんやパティシエさんのお力も借りながら、「お見立て」でココスタイルからご提案をさせていただきました。(嬉しいことに「ココスタイルさんが良いと思うものでお願いします!」と、まるっとお任せいただくことも実はよくあります^^)

    これはおふたりがココスタイルを信頼してくださって初めて成り立つのですが、萌さんの「お任せします!」のお返事には潔さを感じ、信じて委ねてくださることが伝わりとても嬉しかったことを思い出します。

    こうして、健也さんと萌さんは力を入れるところと抜くところを上手に使いわけながら、準備を進められました。

    小樽芸術村ステンドグラス美術館でのセレモニーフォトは、写真だけを見ると「挙式をやったのかな」と感じる方も、もしかすると多いのではないでしょうか?

    司会者も誓いの言葉も、結婚証明書もありませんでしたが、あの時間はたしかに、健也さん・萌さん・ご家族にとっての“結婚式”になったのではないかと感じています。

    2着目のドレスと想い出のブーツにお色直しをして向かった先は、小樽の風情ある町中にあるレトロな喫茶店「くぼや」さん。

    実は、海の見える公園での撮影を予定していましたが、安定しない天気を見て撮影場所を変更しました。この柔軟なスケジュール変更ができてしまうのも、フォトウエディングならでは。

    「結婚式だけど、結婚式よりもコンパクトで自由度が高い」
    今回のフォトウエディングを、おふたりはそう表現してくださいました。(なるほど、確かに…。)

    シンプルだからこそ、自由がきく。
    おふたりの大切にしたいことやご家族の希望、当日の天気・状況に合わせてカスタムできるのが、ココスタイルのフォトウエディングなのだと思います。

     

    シンプル=選択肢が少ない、ではありません

    2024年もたくさんのフォトウエディングをお手伝いさせていただく予定です。

    自然や季節を感じられるロケーションフォト・ご家族と一緒に節目を過ごすセレモニーフォト・小樽で見つけた穴場スポットでの撮影。
    たくさんの選択肢から「ふたりにぴったり」を一緒に見つけたい。

    「良い写真は残したいけれど、準備の時間や手間をできるだけ減らしたい。」「欲をいえば費用もできるだけ抑えたい。」
    きっと、それぞれ悩みもあると思います。

    できる方法はないのかもしれない…と諦めそうな方も、ぜひ一度ご相談いただけたら嬉しいです。もし私たちで力になれることがあるのなら、一緒に悩みに寄り添い、解決できるベストな選択を見つけていきたいと強く思っています。

    「結婚式をするか迷っている」というご相談も、もちろんお待ちしております!

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