• Case 20暮らしの途中においた、ふたりの節目
新築のご自宅を舞台にしたフォトウエディング。
入籍から時間が経ったおふたりが選んだのは、“誓う場”ではなく、“感謝を伝える時間”。
これから始まる暮らしの中で、大切な人たちと節目を分かち合いました。
暮らしの途中においた、ふたりの節目
「結婚式はしたいけど、結婚式はしたくない」、一見なぞなぞのようで、でもとても正直な言葉から始まったご相談。
道内に住む菜摘(なつみ)さんと優平(ゆうへい)さんは、結婚という節目に何かを残したい気持ちはありつつ、一般的な結婚式にはどうしてもしっくりこなかったといいます。
入籍から時間も経った今、“誓い、祝われる時間”よりも、“家族への感謝を自然に伝えられる時間”を望んでいらっしゃいました。

お話を重ねる中で見えてきたのは、《自分たちに繋がるストーリー》と《これまでの歩みとこれからの暮らしを結ぶ時間》を作りたい、という想い。
そして、ちょうど秋にふたりの新居ができあがること。そのお家にはふたりのこだわりがぎゅっと詰め込まれていることを、会話の中で知りました。

 

……これだ!と思いました。
ひらめくと同時に、「まだ木材や塗料の香りを感じるこの時だけの、新築のおうちでのフォトウエディングとセレモニーをしませんか?」と提案。

これから暮らしていく場所で写真を残し、途中から家族を迎えて花束やケーキを囲む。
決まった進行ではなく、ふたりのペースで過ごす時間そのものを節目にする。
そんな選択です。

「その日に、どんな時間を過ごすのか」、打ち合わせは何度も行われました。これはしっくりくる、これは違うに一つ一つ向き合ったのです。

いつもの距離感で並ぶふたり。大切な人たちが集い、ふたりのこだわりが詰まった家で笑顔が重なっていく。
その時間は、“式”というより《暮らしの途中に置いた節目》でした。

結婚式後の振り返りでは、こんな声を聴くことができました。

 

優平さん:「狭い家だけど、高松さん(フォトグラファーさん)たちに提案してもらって想像よりいろんな場所で撮った。想定していなかった家具を使って撮影してもらったりして、せっかくの機会に『普段何気なく使っているもの、愛着のあるもの』を残せてよかったと思う。結婚当初ではなく、少し時間のたった今だからこそ家族との関係性や距離感も近くなっていて、より自然体で私たちらしくいられた気がする」

 

菜摘さん:「そうだね。相手の家族に緊張することもなく、両家の親同士で話してくれていたり。初々しさはないけど、関係性が築けているからこそ、“結婚写真”ではなく“夫婦写真” “家族写真”を残せたのが嬉しいです。結婚式を考えているひとにはココスタイルお勧めしたいけど、『お気に入りのレストランを勧めたいけど人気が出すぎちゃうのもいや』な感じ。(笑)」

 

「このカタチはしっくりきましたか?」と尋ねると、ふたり声をそろえて「納得できた!逆にこのカタチしかなかったなと思う」と答えが返ってきました。

そして、その撮影から1年弱、菜摘さんから嬉しいご連絡をいただきました。ご実家の節目の日を、同じフォトグラファーの高松さんにご撮影いただくことにした、と。

 

おふたりの撮影をきっかけに、まるで血のつながっていない親戚のような関係が続いている。こんなに嬉しいことはありません。

節目は、必ずしも特別なものでなくていい。日常のそばに、そっと置くハレの日。

 

プランナーであるわたし自身も、そんな価値観をあらためて大切にしたいと思えた一日でした。

Planner:柳田絵理香
Photographer : Tomoko Takamatsu
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平日 12:00〜18:00 / 土曜 10:00〜18:00
日曜・月曜・祝日定休(婚礼の場合は営業)
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