
ウエディングプランナーが一年間で手がけた結婚式の中から、新郎新婦の想いや背景を深く汲み取り、理想を超える式を創り上げたプランニングを表彰する全国コンテスト『GOOD WEDDING AWARD 2026』にて、ファイナリストに選出された柴田。
8月4日に東京都で行われた、ファイナリスト8名による最終選考会では『クリエイティブ賞』を受賞しました。
(プレスリリースの記事はこちら)

おふたり独自の想いやテーマを、これまでにない高い創造性と独創的な発想で形にしたプランニングに対して贈られる『クリエイティブ賞』。
当たり前だと思っていたものを一度立ち止まって見つめ直し、結婚式を通して「ふたりが自分を信じる力」を引き出したプランニングが評価されたのだと、私たちは受け取っています。

今回受賞したプランニングのテーマは、
『感動は、作らない。ふたりを信じて決めた3つの「しない」』。
会場にいた人々が思わず涙したほど、多くの人の心が動かされた感動の10分間。
大きな舞台で、まっすぐと力強く語られた柴田のプランニングに対する想いには、覚悟と自信が滲んでいました。
結婚式やカップルさん、そして自分自身の生き方について、本気で向き合ってきたからこそ生まれた言葉たち。
応援席で見守っていた私たちも
「結婚式という仕事を通して届けたいのは何か」「どんな人生を歩みたいのか」と、自分自身に問いを向けずにはいられないほど、心がグッと熱くなる時間でした。

今回、柴田が大切にしたのは「プランナーの手で感動を仕掛けないこと」でした。
おふたりとの対話から丁寧に引き出した言葉や、心の奥に眠っていた“本当の気持ち”。それらを見つめ、「どう一日を組み立てれば、本当に届けたい想いが伝わるのか」と向き合い続けました。

人を想う優しさゆえに、気付かぬうちに自分の本音に蓋をしていたおふたり。しかし、時間を重ねて少しずつ気持ちが変化し。想いが熟していく過程を柴田は一番近くで見守ってきました。
自問自答を繰り返して見つけた「意思と軸」を、何としても守りたい──。
そう願い、プランナーとして追究したのが『3つの環境設計』でした。

私たちプランナーは、さまざまな仕掛けを通して結婚式の感動的なシーンを生み出すことができます。
ですが「おふたりの想いに勝手に色をつけない」と心に決めた柴田。結婚式に関わるすべての人に、おふたりの言葉・想い・価値観まで丁寧に共有することで、チーム全体の「ふたりを信じる土台」を整えていきました。
さらに、打ち合わせがない日にも使えるログシートを用意。おふたりが言葉にならない気持ちを自由に書き留められるようにしました。
当初、家族が同じ場所に集うことへの小さな不安と緊張を抱えていた新婦・梨公さん。けれど「大好きな家族に本当の気持ちを伝えたい」と、挙式前のファミリーミートで手紙を読むことに。

何度も心に向き合いながら言葉を紡ぎ、迎えた当日。静かな空間に響いた震える声と、迷いのない真っ直ぐな言葉。
「今はどんな形でも、ふたりの娘に生まれてよかった。」
一瞬の静寂のあと、誰もが想像もできなかった光景が広がります。
梨公さんの想いに応えるように、家族5人が自然と集まり抱きしめあったのです。

GOOD WEDDING AWARDで、柴田は語りました。
「ふたりが自分の人生に心の底から胸を張れること。その実感と勇気を手渡せるプランナーでありたいと思えた。ふたりが自分の意志で手繰り寄せた景色こそが、必ず未来を照らす光になる」と。
この言葉を聞いたとき、私たちはハッとしました。柴田が今回の挑戦を通して見つけた“プランナーとしての信念”は、Coco style WEDDINGが創業当時から大切にしてきた一つの想いとつながっていたのです。


Coco style WEDDING代表の荒井は、『GOOD WEDDING AWARD 2011』で準グランプリを受賞した当時、こんな想いを語っていました。(当時のレポート記事はこちら)
おふたりの人生・家族・価値観まで、徹底的に「聴く」。
結婚式の2〜3時間だけをプランニングするのではなく、お二人の夫婦としての人生、一生分のプランニングをする。
私はプランナーとして、この想いを一貫して大切にしています。
『その日1日限りの思い出ではなく、その先も続く人生の糧になる一日をカタチにする』
この想いは創業から15年経った今もなお、私たちの結婚式づくりの軸にあります。
今回のGOOD WEDDING AWARDは、柴田の挑戦にチーム全員で向き合ったことで、原点を見つめなおす大切なきっかけになりました。

SNSを覗けば、素敵な結婚式やユニークな演出など、アイデアが溢れている時代です。選択肢は豊富にあり、「いいな」と思えるものを簡単に見つけられる世の中になりました。
一方で、「結局どれを選んだら良いのだろう」「本当にこれでいいのかな」という迷いや不安も、以前より少し増えたような気がします。
結婚式に、正解はありません。
誰かの素敵な投稿からインスピレーションをもらい、自分の結婚式に取り入れるのも良いと思います。
ですが、忘れてほしくないのは「素敵だから取り入れる」だけで終わらせないこと。
数ある選択肢から、本当に大切なものを見極めること。何より「意思をもって選ぶこと」に意味があるのではないかと、私たちは考えています。
生きてきた道も経験してきたことも、描いている未来もさまざま。だからこそ、誰かの“素敵”がそのまま自分に当てはまるとは限らないと思うのです。

Coco style WEDDINGの結婚式づくりは、おふたりがどんな人生を歩み、どんな価値観を大切にしてきたのかを深く知ることから始まります。
おふたりの想いを120%の純度で語れるくらい、まずは深く向き合うこと。そうしておふたりが、ひとつひとつの選択に自信を持てるように私たちは時に寄り添い、時にそっと背中を押せる存在でありたいと思っています。
自分の心に誠実に選んだ一日はきっと、これからの人生をしなやかに生きるための軸になる。それこそが、私たちが結婚式という節目を通して届けたい「本当の価値」です。


結婚式や家族のカタチ、幸せの価値観。
これらは時代とともに変化し、今よりもさらに多様になっていくと思います。
だからこそ、私たちは「結婚式の本質」をどこまでも問い続ける必要があると思っています。
新しいものを取り入れること。時には、これまでのやり方を意思をもって手放してみることも必要なのかもしれません。同じ答えを繰り返すのではなく、カップルさんと共に向き合い、その時々の最適解を見つけていく。
正解はひとつではありません。難しくて、ぐるぐると頭を悩ませる日もあります。
だけどやっぱり私たちは、この最高にクリエイティブな結婚式という仕事が好きでたまらないのです。

これからもCoco style WEDDINGは、15年前から大切にしてきた“想いと本質”はそのままに、時代とともに変わっていく価値観にも向き合いながら、結婚式のあり方を探し続けていきます。
昔も、今も、これからも。
おふたりの人生に寄り添う結婚式を届けたいのです。
時に暑苦しく、諦めが悪い私たちですが、向き合う過程も一緒に味わっていきましょうね^^